マチとは、厚さや奥行きなどを表す言葉です。バッグや袋などで、マチが付いているデザインのものを見かけるケースも多いでしょう。また、封筒にもマチ付きのものがあります。厚みのあるものも入れられるように、底や側面に谷折りや山折りとして、厚みに対応できる仕様になっている封筒をマチ付き封筒といいます。
マチ付き封筒にはさまざまなサイズがあります。見かけることが多いマチ付き封筒は、A4サイズを折らずに封入できる角2封筒や、B4サイズを折らずに封入できる角0封筒や角1封筒かもしれません。しかし、より小さなサイズの長3封筒にもマチ付きのものがあります。
今回は、マチ付き封筒のメリットや長3マチ付き封筒の特徴についてご説明します。また、リーズナブルな価格でオリジナルのマチ付き封筒を作成できる封筒の達人で、封筒の印刷をする際の流れなどについて詳しくご説明します。
マチ付き封筒とは?長3封筒の特徴と用途
マチ付き封筒とは、底面や側面にマチが付けられ、厚みのあるものも封入しやすい形状になっている封筒です。では、長3封筒にはどのような特徴があるのでしょうか。
長3封筒のサイズと特徴・一般的な封筒との違い
長3封筒は、長形3号と呼ばれるサイズの封筒です。短辺が120mm、長辺が235mmの縦に長い和封筒と呼ばれる形の封筒で、角2封筒と並んでビジネスシーンで最もよく利用される封筒サイズといわれています。
長3封筒がビジネスシーンでよく利用されている理由の1つは、その大きさにあるといえます。長3封筒は、A4サイズの用紙を複数枚、三つ折りにしたときに綺麗に封入できるサイズなのです。
また、長3封筒のもう1つの特徴が、定形郵便で送付できる最大サイズの封筒であるという点でしょう。定形郵便として送付できる最大サイズは、120mm×235mm、厚さ10mm以内と決められています。この大きさはちょうど長3封筒の横と縦の長さと同じです。
郵便料金は2024年10月に改訂され、定形郵便は50gまで110円で発送できます。しかし、定形外郵便になると、50g以内の郵便料金は140円です。郵便料金を低く抑えられる点も長3封筒がビジネスシーンで利用頻度が高い理由となっています。
マチ付き封筒を使うメリット
ビジネスシーンで活用頻度の多い長3封筒ですが、1cm以内のマチであれば重さによっては定形郵便として発送可能であることに加え、次のようなメリットがあります。
厚みのある書類を折らずに発送できる
マチの付いていない封筒に厚みのある書類やパンフレットなどを入れる場合、入れにくいために封筒が破れてしまったり、封をする際に形が歪んでしまったりするケースがあります。また、郵便物を受け取った相手も封筒にしわができたり、変形したりしている状態で届けば、よい印象を受けないかもしれません。
しかし、底面と側面にマチがある封筒であれば、マチがある分、封入もしやすくなり、封筒に綺麗に封入できるようになります。また、美しい状態のまま相手に封筒と中身を送れるだけでなく、受け取った相手も中身を簡単に取り出しやすくなります。厚みのある書類などを綺麗に封入できる点は、マチ付き封筒の最大のメリットです。
封筒印刷の基本的な流れ
マチ付き封筒には、市販のものもありますが、市販の封筒を利用する場合は差出人を手書きしなければならず、手間がかかります。また、多くの会社が封筒に社名や会社ロゴ、住所などを印刷したものを使用している中、市販の封筒に手書きで会社名などが記載された封筒を使っていると、受け取った相手にも決してよい印象は与えません。オリジナルの封筒を用意するなどの配慮がない企業なのでは、というイメージを与えてしまう恐れもあるのです。
オリジナルの封筒は、差出人を書く手間を軽減するだけでなく、封筒を受け取った相手にすぐに差出人を想起させるため、ブランディングにも役立ちます。業務上、封筒を利用する機会が多いのであれば、オリジナル封筒を簡単に作成できる封筒の達人の封筒印刷をおすすめします。
注文から納品までの流れ
封筒の達人は、創業70年以上の老舗印刷会社が運営する封筒印刷の専門サイトです。当サイトで封筒印刷を発注する際の流れについてご紹介します。
1.基本項目の選択
注文は、インターネットからご注文いただく方法と、専用注文用紙を使ってFAXでご注文いただく方法の2パターンがあります。
インターネットからご注文いただく場合は、封筒の達人のトップページ(https://www.futo-tatujin.com/)の左側にあるメニューに表示されている「サイズで選ぶ」、「紙質で選ぶ」、「機能で選ぶ」、「注文方法で選ぶ」の中から、希望のメニューをクリックしてください。
FAXからご注文いただく場合もトップページの左側にある「FAX注文について」のボタンをクリックすると、遷移先の画面でFAX注文用紙のダウンロードが可能です。FAX注文用紙に必要事項をご記入のうえ、092-522-1730まで送信してください。
FAXでのご注文を受け付け後、電話またはメールで担当者からご連絡いたします。
ここから先は、インターネットからご注文いただく場合の注文の流れについて、ご説明します。
2.ご注文内容の入力
画面の指示に従い、その他の詳細な項目をご入力ください。
3.ご注文内容の確認
入力内容に間違いがないかを確認し、間違いがなければページの下部にある「申し込む」のボタンをクリックしてください。「注文完了」ボタンが表示され、注文が完了します。後ほど、ご注文完了メールとご注文金額を記載したご注文詳細メールが届きます。
4.決済
封筒の達人では、「銀行振込」、「クレジットカード決済」、「代金引換」、「NP後払い」の4つの決済方法に対応しています。銀行振込の場合の振込手数料、代金引換の場合の代引き手数料はお客様のご負担とさせていただきますのでご了承ください。
また、クレジットカード決済は、JCB・MasterCard・VISAに対応しております。銀行振込を希望される場合、西日本シティ銀行へのお振込みをお願いいたします。
振込先の口座情報のほか、注文後にお客様にお手続きをお願いする事項など、重要な情報が注文完了メールに記載されております。注文の控えとなりますので、大切に保管していただきますようおお願いいたします。
5.データ入稿
お持ちのロゴデータの印刷を希望される場合は、弊社から送信される「お見積金額内容」メールの内容をご確認いただき、返信をされる際にロゴデータも一緒に添付してください。
6.校正・データ確認
ご入金確認後、ロゴデータなどがそろい次第、校正データを作成し、メールで送付します。内容のご確認後、ご了承いただきましたら、印刷、発送の業務に進みます。
7.印刷・発送
封筒印刷が完了後、ご指定の住所に発送いたします。また、発送時には伝票番号をメールにてお伝えいたします。大量のご注文をいただいた場合や繁忙期などは、納品までに若干の日数をいただく場合があります。その場合、事前にご相談させていただきます。
枚数やサイズに応じた価格の目安
封筒印刷は、印刷する枚数や印刷する封筒サイズによって価格が変わります。詳しい料金については、ご希望の部数を添えて以下のお見積りフォームから気軽にお問い合わせください。内容を確認次第、担当者からお見積りを送付いたします。
封筒の達人:お問い合わせフォーム
https://www.futo-tatujin.com/contact
マチ付き封筒印刷のカスタマイズと料金
マチ付きの封筒印刷は、さまざまなサイズに対応でき、自社のデザインに合わせて自由なカスタマイズも可能です。
会社ロゴや社名入り封筒の作成
社名や住所、電話番号、ホームページURLなど、必要な情報を自由にレイアウトしたものを封筒に印刷することができます。封筒の達人では、簡単に封筒デザインが印刷できるテンプレートも用意していますので、自由なデザインの作成が可能です。
また、会社のロゴマークを入れれば、封筒を受け取った相手に会社のアピールができるため、ブランディングにも効果を発揮します。印刷データのロゴデータをお持ちの場合は、データをご提供いただければ無料でロゴを挿入して封筒印刷をしますが、清刷りなどからロゴのトレースが必要な場合も作業費用1,100円のみでトレースいたします。
弊社ではロゴデザインも承っておりますので、この機会に会社のロゴ制作を検討される場合はお気軽にご相談ください。別途費用は発生いたしますが、ご希望をお伺いしたうえで、ロゴのデザインを作成いたします。
そのほか、封緘の手間を大幅に軽減する封筒口のテープ加工や郵便番号マーク、郵便料金マーク(料金別納)、内容注意マーク(親展や請求書在中、折り曲げ厳禁など)などの印刷も可能です。用途に合わせて必要なマークなどを組み合わせ、発送時の手間をできるだけ軽減できるよう、カスタマイズしていただけます。
封筒印刷は1回の注文枚数が多いほどお得
封筒印刷は、長3や角2などのサイズやマチ付き・マチなしを問わず、印刷枚数が多いほど1枚当たりの単価は安く抑えられます。封筒の利用頻度が高い場合やダイレクトメールなどの送付の予定があり、大量に封筒を使用する予定がある場合などは、多めに発注するとコストを低減できます。
また、納品はご注文いただいた後、代引きとNP後払いを選択されたお客様を除き、ご入金や決済を確認し、校正が完了してから3営業日以内の発送となります。ただし、500部以上の印刷をご希望の場合や繁忙シーズンなどはお時間をいただく可能性もあります。まとめての封筒印刷を検討されている場合には、納期についてお問い合わせください。
まとめ:定型郵便料金で送れる最大サイズの長3マチ付き封筒を使いこなそう!
2024年10月から郵便料金が値上げになるため、ダイレクトメールなどを発送する機会が多い会社や、複数枚の書類を送付する機会が多い会社の郵便料金の負担は大きくなってしまいます。しかし、長3封筒でもマチ付き封筒を活用すれば、1cmまでの厚みまで定形郵便として発送が可能です。経費削減のためにも、マチ付き封筒の活用を検討してみてはいかがでしょうか。
封筒の達人では、リーズナブルな価格で、美しい仕上がりの封筒印刷を提供しています。会社名や会社ロゴが印刷された封筒は、社名の周知にも効果的です。ロゴデータをお持ちの場合は無料でロゴ印刷も承ります。マチ付き封筒印刷なら封筒の達人にお任せください。
【監修者コメント】
マチ付き封筒と言ってもあまりイメージのない方もいらっしゃるかもしれませんが、昔ながら使用例としては、不動産書類など枚数の多いものを1度に封入する為に紐で留めるハトメのついた大き目の封筒などがあります。
通常の封筒よりは目にする機会は少ない印象かもしれませんが、マチ付き封筒は思った以上に使用されているのが実状です。
枚数の多い書類やカタログ送付での使用が定番ですが、最近ではネットショッピングが盛んになったことで衣類や製品などを配送する際にも多用されるようになりました。
マチ付き封筒のオリジナル印刷である場合、印刷面デザインの仕方はロゴの配置や盛り込む情報量や内容など、基本的にマチなしの封筒と概ね同じように考えていいと思います。
たとえば企業の封筒を作成するとしても、通常封筒の場合でもブランディングの観点からどのサイズでもある程度統一感を持ったデザインにはすべきですが、サイズも違えば印刷可能な面積も異なってきますし、その使用用途によって盛り込む内容は吟味し選定する必要はあります。
ただし印刷可能範囲は印刷会社さんによって変わることもあるので、印刷可能範囲は確認してからデザインを考えた方がいいでしょう。
■監修者プロフィール
株式会社ウイングフォーム 代表取締役 伊藤友也
広告代理店勤務を経て、地元である埼玉県さいたま市地域の広告物に特化して取り組める環境をと思い、株式会社ウイングフォームを起業。主に企業や飲食店のチラシや封筒、ポスターなどのDTP印刷、ホームページ制作および広告代理業などを行い、地元地域のみならず各地域クライアントが「根差すPR」を目指して展開。会社やお店だけでなく個人の依頼も取り扱い、数量の少ない印刷物や小回りの利くちょっとした制作物を低価格で制作できるよう努めている。