パンデミックを引き起こした新型コロナウィルスの世界的な流行は、まだ記憶に新しいところです。しかし、現在も新型コロナウィルスの流行は完全に収束しているわけではなく、季節に応じてさまざまな感染症が流行しやすくなっています。
そのため、現在でも入り口に消毒用のアルコールを設置している店舗や医療機関も多く、社会全体として衛生観念が高まりを見せています。そんな中、受け取る相手に安心感を与えられるとして抗菌加工を施した抗菌封筒のニーズが高まっています。
今回は、長3サイズの抗菌封筒のニーズが高まっている理由と封筒の達人で抗菌封筒印刷を発注する際の流れや料金などについて、詳しくご説明します。
長3サイズの抗菌封筒が選ばれる理由とは?
長3サイズの封筒は、A4用紙を三つ折りにして複数枚封入できるサイズであることから、医療機関や教育機関でも使用されることが多い封筒サイズです。そんな長3サイズの封筒の中でも、現在は抗菌タイプの封筒のニーズが高まっています。
医療機関や教育機関で抗菌封筒が求められる背景
医療機関や教育機関で抗菌封筒のニーズが高まっている背景には、次のような事情が関係しています。
感染症対策の重要性と抗菌封筒の役割
持病のある方や高齢の方などは免疫力が低下している可能性があり、さまざまな感染症から身を守る必要があります。しかし、医療機関にはさまざまな感染症の患者も訪れるため、病院やクリニックの中で使用する封筒に、何らかの病原菌やウィルスが付着しないとは限りません。そのため、感染に不安を持つ人の中には、病院から受け取る書類や封筒に対して不安を感じる人もいます。そのため、医療機関では抗菌封筒を使用することで少しでも患者の不安を軽減しようとしているのです。
また、保育園や幼稚園、塾、予備校といった教育機関には、感染対策が必要な小さな子どもや受験生が通っています。教育機関では、書類を配布する機会も多くなります。そのため、少しでも感染のリスクを軽減し、保護者に不安を与えないようにといった配慮から抗菌封筒を使用しているのです。
抗菌封筒の菌の増殖抑制効果とは
抗菌封筒には、菌やウィルスの増殖を抑える働きを持つ抗菌剤が配合されているため、菌やウィルスが付着した場合でも増殖を抑え、清潔に保つことが可能です。また、抗菌封筒に使用されている抗菌剤である銀イオンは、プラスチック製品やデオドラントスプレーなどさまざまな製品に使用されている安全性の高い成分です。
抗菌封筒の特長と効果的な使用方法
抗菌封筒は、菌やウィルスの増殖を抑え、受け取る人の感染症の不安を軽減するものです。では、抗菌封筒はどのような仕組みで菌の増殖を抑えるのでしょうか。
封筒の表面だけでなく内側にも抗菌効果
抗菌封筒は、封筒の用紙自体に抗菌作用を持つ銀イオンを配合しています。したがって、封筒の表面だけに抗菌加工をしているのではなく、用紙全体が抗菌効果を持つため、内側も表面も抗菌作用を発揮します。
イオン配合による抗菌効果の持続性
手指の消毒には、アルコールや次亜塩素酸水などが用いられます。これらは付着した菌やウィルスの消毒には有効ですが、効果が持続するわけではありません。しかし、銀イオンによる抗菌効果は一時的なものではなく、長く効果を発揮することが分かっています。
長3サイズの封筒印刷における重要なポイント
抗菌封筒は市販もされていますが、医療機関や教育機関では施設名や住所などを封筒に印刷したオリジナルの封筒を使用するケースがほとんどでしょう。
ここでは、長3サイズの封筒印刷を業者に発注する際のポイントをご説明します。
長3サイズの封筒が最適な理由
前述のように長3サイズの封筒は、最もよく使用されることの多い封筒サイズの1つです。長3封筒は、A4用紙を三つ折りにして複数枚封入することができます。A4用紙を三つ折りで封入できるサイズの封筒はほかにもありますが、複数枚をきれいに封入できる封筒と言えば長3サイズです。
また、長3サイズは、定形郵便料金で送付できる最大サイズの封筒でもあります。このような理由から長3サイズの封筒は使い勝手がよい封筒として、人気を博しています。
郵便番号対応とデザインの工夫
手書きで宛名を記載することがある場合、封筒には郵便番号の記入枠が必要です。しかし、宛名ラベルを貼付して送付することが多く、手書きで送付することがない場合は、郵便番号枠は要りません。郵便番号の枠がない場合、すっきりとしたデザインに見せることができます。
また、ロゴマークを入れると受け取った瞬間に相手に差出人を連想させ、ブランディングにも効果的です。
ホワイトや他の色の用紙選び
抗菌封筒は、ホワイトの用紙のみの対応です。他の色の用紙は選べませんが、白い用紙は清潔な印象を与えるため、抗菌封筒にはぴったりの色だとも言えます。施設名や住所などのインクの色で、施設のイメージを表現することをおすすめします。
抗菌封筒の注文方法とオプション加工
封筒の達人のウェブサイトから長3サイズの抗菌封筒の印刷を発注する場合の流れとオプションで追加できる加工についてご説明します。
データ入稿から作成までの流れ
1.サイズまたは機能の選択
トップページにある「サイズで選ぶ」または「機能で選ぶ」から「長3」または「抗菌封筒」をお選びください。
2.ご注文内容の入力
注文方法や印刷色数、印刷部数など必要事項を入力してください。
3.ご注文内容の確認・ご注文
注文内容を確認後「申し込む」ボタンをクリックしてください。注文完了画面が表示されます。(後ほど、ご注文完了メールと注文金額を記載したご注文詳細メールが届きます。)
4.お支払い
ご注文完了メールの内容に従い、お支払いをお願いします。また、注文完了メールはお控えとなりますので、大切に保管してください。
5.データ入稿
ロゴデータの入稿が必要な場合は、ロゴデータをメールで送付してください。
6.校正データの作成・データのご確認・印刷
ご入金を確認し、ロゴデータが揃いましたら、校正データを作成します。メールで校正データを送付しますので、データの内容をご確認いただき、内容をご了承いただきますと印刷に進みます。
7.発送
印刷完了後、指定の住所に発送いたします。また、発送時に伝票番号をメールでお伝えいたします。
・封筒の達人のトップページはこちらです。
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加工オプション
封筒へのロゴの挿入は、一目で差出人を連想させるため、広告宣伝手段としても効果的です。ロゴの挿入を希望される場合、データでご入稿いただく方法のほか、ロゴを書き起こすサービスにも対応しています。
画像データやai形式のデータがある場合、ロゴ挿入の料金は無料です。清刷りやパンフレット等の印刷されたロゴを書き起こす場合の料金は、1点につき1,000円です。また、弊社で作成したデータの購入を希望される場合は、プラス2,200円/点でお譲りすることもできます。
抗菌封筒の価格の目安
抗菌封筒に関心があっても、印刷価格がどのくらいになるのかが分からないと具体的な検討に進みにくいはずです。封筒の達人で抗菌封筒印刷をご注文いただいた場合の料金の目安をご紹介しますので、参考にしてください。
用途に合わせたサイズと仕様の選び方
抗菌封筒は、長3サイズと角2サイズから選べます。長3サイズは、120mm×235mmの縦長のサイズです。一方、角2サイズは240mm×332mmとなり、A4サイズを折らずに封入できる大きさとなっています。用途に合わせて使用頻度の多いサイズを選ぶとよいでしょう。
また、封入口に両面テープを貼り、封入時の手間を軽減するテープ加工を施した封筒もあります。大量に郵送する場合が多いときには、テープ加工をした封筒の方が便利です。
封筒のサイズや素材について詳しくご説明しているこちらのコラムもぜひご一読ください。
封筒印刷の基礎知識 | コラム | 封筒印刷専門サイト【封筒の達人】
抗菌封筒の価格とコストパフォーマンス
抗菌封筒は、白いケント紙の封筒と比べると1枚当たりの単価は高くなります。しかし、抗菌という安心感を考えれば、決してコストパフォーマンスが悪いとは言えません。
抗菌封筒印刷の価格は次のとおりです。
100枚 | 500枚 | 1,000枚 | 2,000枚 | 3,000枚 | 4,000枚 | 5,000枚 | 10,000枚 | |
片面1色テープ加工無 | ||||||||
長3 | 2,920円 | 6,220円 | 10,340円 | 18,590円 | 26,840円 | 35,090円 | 43,340円 | 84,590円 |
角2 | 4,400円 | 11,440円 | 20,240円 | 37,840円 | 55,440円 | 73,040円 | 90,640円 | 181,390円 |
片面1色テープ加工有 | ||||||||
長3 | 5,520円 | 8,820円 | 12,940円 | 23,790円 | 34,640円 | 45,490円 | 56,340円 | 110,590円 |
角2 | 9,300円 | 16,340円 | 25,140円 | 47,640円 | 70,140円 | 92,640円 | 115,140円 | 230,390円 |
・長3サイズ抗菌封筒の4色、テープ加工有の詳細な料金はこちらからご確認ください。
長3/抗菌(白)/4色(4+0)テープ封筒印刷専門サイト【封筒の達人】|簡単見積もり
・角2サイズ抗菌封筒の1色、テープ加工無の場合の、より詳細な料金はこちらからご確認ください。
大量注文時の割引や特典
封筒印刷では、1回の注文枚数が多いほど1枚当たりの単価を安く抑えられます。例えば、角2封筒の片面1色テープ加工無の抗菌封筒の場合、100枚を注文したときの1枚当たりの価格は44円です。しかし、10,000枚を注文したときの1枚当たりの単価は約18円と、半額以下の価格になります。
つまり、大量に封筒を使う予定があり、保管場所を確保できるのであれば、まとめて発注した方がコストを安く抑えられ、お得になるのです。
封筒印刷を依頼する際の注意点
封筒印刷を依頼する際には、注意しなければならないことがあります。印刷のデータを規格に合わない形式で入稿した場合や修正が多い場合などは、料金アップや納期遅れにつながる恐れがあるのです。
入稿データの確認と修正
入稿時のデータは、Illustrator、Word、PDFのいずれかの形式で製作したものでなければなりません。IllustratorとPDFでの入稿を希望される場合は、封筒の規格に合った完全データをご用意ください。規格に合わない場合は、再入稿いただくか、お見積もりが変更になる可能性があります。
また、封筒の達人では3回目まで校正を無料で承っていますが、4回目以降は1回につき550円(税込)の料金が発生します。校正の回数が増えれば増えるほど納品までの日数もかかりますので、ご注意ください。
まとめ:抗菌封筒印刷なら封筒の達人にお任せください!
社会的な衛生観念の高まりを背景に医療機関や教育機関などを中心として、抗菌封筒を活用する施設や企業が増えています。
抗菌封筒は、用紙自体に抗菌加工が施されているため、外側だけでなく、封筒の内側も抗菌効果を得られるものです。また、抗菌封筒には抗菌剤として安全性の高い銀イオンを配合しており、銀イオンの抗菌効果は持続性が高いことも知られています。そのため、医療機関や教育機関など、感染対策が必要な場所でも安心して利用できる封筒として、抗菌封筒の導入が進んでいるのです。
封筒の達人では、リーズナブルな価格で抗菌封筒印刷を承っています。抗菌封筒印刷をご検討の際には、ぜひ封筒の達人にご相談ください。
【監修者コメント】
抗菌封筒は細菌増殖を抑える効果を有しているので、仮に封筒に細菌が付着してしまったとしても、封筒の細菌増殖を抑制することにより、人への細菌汚染を小さくできるという点が最大の特色です。
また必ずしもではありませんが、細菌汚染を抑えることで封筒に付着した雑菌による腐敗臭の発生を防止または抑制できる副次的効果も期待できます。
これらの効果は封筒に限らず抗菌加工製品であればいずれでも期待できるもので、衛生面という点においては安心材料になるでしょう。
「抗菌」という効果を有する封筒は、病院や診療所などの衛生に直接的に関わる場所が最も使用に適していると思いますが、それ以外の機関や職業でも抗菌封筒で書類のやり取りや発送があれば、より良い印象を与えやすいです。
ちなみに抗菌封筒に使用されている銀イオンはAg+(エージープラス)とも呼ばれ、繊維やプラスチック、体臭や汗の臭いを防ぐデオドラント製品、そしてトイレの消臭剤などにも利用されている安全な成分になります。
通常の封筒と比べると費用は変わってしまいますが、衛生面の配慮や、そこから生まれる安心感や信頼性などの印象面を考えれば、抗菌封筒は重宝する逸品です。
■監修者プロフィール
株式会社ウイングフォーム 代表取締役 伊藤友也
広告代理店勤務を経て、地元である埼玉県さいたま市地域の広告物に特化して取り組める環境をと思い、株式会社ウイングフォームを起業。主に企業や飲食店のチラシや封筒、ポスターなどのDTP印刷、ホームページ制作および広告代理業などを行い、地元地域のみならず各地域クライアントが「根差すPR」を目指して展開。会社やお店だけでなく個人の依頼も取り扱い、数量の少ない印刷物や小回りの利くちょっとした制作物を低価格で制作できるよう努めている。