機密文書を守る!透けない封筒で安全な書類送付を実現するために

機密文書などを送付する場合、白い色の封筒や淡い色の封筒を使用すると封筒の外から封入物の内容が透けて見えてしまうのではと不安になるケースもあるのではないでしょうか。また、機密文書ではない場合であっても、封筒の中身が透けていれば、受け取る相手が良い気持ちを抱かない可能性もあります。そこでおすすめしたいのが、中身の透けない封筒です。
今回は、ビジネスシーンでも活用メリットの多い透けない封筒についてご紹介します。

透けない封筒とは?その重要性と特徴

封筒を使って送付する際に、内容物が透けないようにする方法は3つあります。1つは、濃い色の封筒を使用することであり、もう1つは、紙が二重に重なっている二重封筒を使用する方法です。そして、最後の3つ目の方法が今回おすすめする内容物が透けない封筒となります。
透けない封筒とは、封筒の内側の面に特殊な加工を施した封筒で、白い色やパステルカラーなどの淡い色の封筒でも内容物が封筒の外からは把握できないようになっているものです。

なぜ透けない封筒が必要なのか

なぜ透けない封筒が必要になるのでしょうか。透けない封筒を選ぶと次のようなメリットを得られます。

機密文書の保護

まず、透けない封筒の最大のメリットは機密文書の保護です。透けない封筒は、他人には見られたくない契約書などの重要な情報を記載した文書を送付する際に役立ちます。
濃い色の封筒を使用すれば、機密文書でも中身が透ける心配はありません。しかし、暗い色の封筒は企業イメージをも暗くさせてしまう可能性があり、中身が透けないことを重視した封筒の色選びがメリットばかりをもたらすわけではありません。また、二重封筒の場合、コストが高くなることに加え、封入時の手間も大きくなるため、ビジネスシーンには適していないでしょう。その点、透けない封筒であれば手間をかけずに、企業イメージに合わせた明るい色の封筒でも安全に機密文書を送付できます。

プライバシー保護とビジネス信頼性

昨今は、個人情報の漏洩にまつわるトラブルを耳にする機会も多く、個人情報の取り扱いには細心の注意を払わなければなりません。個人にまつわる情報が簡単に他人の目に触れる状態で送付されていれば、個人情報の取り扱いを巡るトラブルに発展する恐れもあり、企業としての信頼の喪失につながるリスクもあります。透けない封筒を活用すれば、このようなリスクの回避が可能です。
また、透けない封筒は市販もされていますが、多くの企業は、会社名やロゴ、住所、ホームページアドレスなどを記載したオリジナルの封筒を用意しています。オリジナル封筒は、差出人を書く手間を軽減するだけでなく、封筒を受け取る相手に差出人を分かりやすく伝えるブランディング効果があります。既製品の封筒を使っている企業と比べれば、オリジナル封筒を作っている企業の方が、会社で使うツールにも気を配れるというイメージを与えられるため企業としての信頼性も高められます。
透けない封筒の利用は、プライバシーの保護と会社の信頼性の向上にも役立つのです。オリジナルの透けない封筒は、封筒印刷会社に依頼することで、簡単に作成できます。

透けない封筒の種類と選び方

封筒にはいくつかのサイズがあります。ここではビジネスシーンで活用しやすい透けない封筒の選び方についてご紹介します。

サイズ別封筒の選び方

封筒にはさまざまなサイズがあります。日本で使われる封筒には、短い辺に封入口がある縦長の長形封筒や角型封筒と長い辺に封入口がある洋型封筒があります。同じ縦長の封筒でも、長形封筒に比べると角形封筒は縦の長さが横の長さの2倍以下となり、正方形に近い形をしています。
ビジネスシーンで最も多く用いられる封筒は、長3封筒とも呼ばれる長形3号サイズです。長3封筒の利用が多い理由には、大きさが関係します。長3封筒は縦が235mm、横が120mmの大きさで、ビジネス上で使用することの多いA4用紙を三つ折りにしてきれいに封入できるサイズなのです。
また、長3封筒は、定形郵便料金で送付できる最大サイズの封筒でもあります。定形外郵便に比べると、送付時にかかるコストも軽減できることから、ビジネスシーンでは長3封筒を利用するケースが非常に多くなっているのです。

透け防止加工やその他のオプション

透けない封筒には、どのような透け防止加工がなされているのでしょうか。また、さらに強力に機密文書やプライバシーの保護を徹底するために実施できるオプション加工についてもご紹介します。

裏地紋とセキュリティシート

封筒の中身を透けないようにするためにセキュリティシートと呼ばれるものを活用する場合があります。セキュリティシートとは、文字が見えにくくなるように数字や記号などを一面に並べたものです。封筒に入れる書類をセキュリティシートで包んだり、セキュリティシートを文書の裏面に印刷したりするケースもあります。
しかし、セキュリティシートを使った透け防止対策は手間がかかります。透けない封筒は、この手間を省き、簡単に中身の保護が可能です。
裏地紋とは、封筒の内側一面に細かな模様や文字を印刷し、外側から中身が透けない状態にする特殊加工です。透けない封筒には、この裏地紋の手法が用いられています。

特殊な撥水加工

せっかく透けない封筒で中身の情報を保護しても、封筒が濡れてしまうと中に封入している書類を汚してしまう恐れがあります。撥水加工は、水をはじき中身を雨から守る加工です。重要な文書を送付する機会が多い場合には、透けない封筒に撥水加工もプラスするとより安心でしょう。

封筒印刷の方法と流れ

封筒印刷の専門サイトである「封筒の達人」では、オリジナルの透けない封筒の作成に対応しています。当サイトで封筒印刷をする方法をご紹介します。

1.透けない封筒を選ぶ
トップページにある「機能で選ぶ」から「透けない封筒」を選びます。

2.注文方法を選ぶ
注文方法は、現物の封筒を参考にして作る方法と手持ちの制作データを入稿する方法、封筒デザイン制作から依頼する方法があります。また、サイト上にはご注文用の無料テンプレートも用意しており、テンプレートを使えば、お客様ご自身が簡単にオリジナル封筒のデザインを作成できます。
ここでは、デザインデータがある場合(テンプレートでデザインを作成した場合)の注文の流れをご紹介します。

3.封筒のサイズを選ぶ
封筒のサイズを選びます。

4.印刷色数を選ぶ
印刷色数は1色、2色、フルカラー印刷から選択できます。色数を抑えた方が価格は安くなります。

5.印刷部数等を選ぶ
印刷部数や封入口のテープ加工の有無、紙質、紙色、印刷データの入稿方法、発送先を選びます。

6.お見積もりの発行
ここまでの情報を元にお見積もりの自動発行ができます。

7.詳細を決定し、注文する
印刷色や郵便番号枠の有無、各種マークの印刷有無などを選択し、印刷データをアップロードして注文ボタンを押してください。

8.注文完了とお支払い
銀行振込とクレジットカード決済をご希望の場合は、料金を先にお支払いください。

9.校正データ確認・印刷
入金確認後、校正データを作成し、メールで送付いたします。お客様の承認後、印刷に進みます。

10.発送
印刷完了後、ご指定の場所に発送します。発送は、校正完了後、3営業日以降となります。

料金の目安・オプション

ビジネスシーンで最も利用機会が多い封筒は、長3サイズの封筒です。ここでは、封筒の達人で長3サイズの透けない封筒印刷を行う場合の料金の目安をご紹介します。(送料は含まれていません。)

<長3封筒・片面一色・テープ加工無の料金>

100枚 500枚 1,000枚 2,000枚 3,000枚 4,000枚 5,000枚 10,000枚
透けない封筒
(パステル)
2,700円 5,120円 8,140円 14,190円 20,240円 26,290円 32,340円 62,590円
透けない封筒
(ケント)
2,640円 4,840円 7,590円 13,090円 18,590円 24,090円 29,590円 57,090円

<長3窓付き封筒・片面一色・テープ加工無の料金>

100枚 500枚 1,000枚 2,000枚 3,000枚 4,000枚 5,000枚 10,000枚
透けない封筒
(パステル)
2,630円 6,490円 10,890円 19,690円 28,490円 37,290円 46,090円 90,090円
透けない封筒
(ケント)
2,590円 6,220円 10,340円 18,590円 26,840円 35,090円 43,340円 84,590円

<長3封筒・片面一色・テープ加工有の料金>

100枚 500枚 1,000枚 2,000枚 3,000枚 4,000枚 5,000枚 10,000枚
透けない封筒
(パステル)
5,300円 7,720円 10,740円 19,390円 28,040円 36,690円 45,340円 88,590円
透けない封筒
(ケント)
5,240円 7,440円 10,190円 18,290円 26,390円 34,490円 42,590円 83,090円

<長3窓付き封筒・片面一色・テープ加工有の料金>

100枚 500枚 1,000枚 2,000枚 3,000枚 4,000枚 5,000枚 10,000枚
透けない封筒
(パステル)
5,230円 9,090円 13,490円 24,890円 36,290円 47,690円 59,090円 116,090円
透けない封筒
(ケント)
5,190円 8,820円 12,940円 23,790円 34,640円 45,490円 56,340円 110,590 円

機密書類を送る際のポイントや注意点

機密文書を送る際には、中身が透けない封筒を活用することに加え、次の点にも注意するようにしましょう。

封筒の中身を守る工夫

情報の漏洩を防ぐためには、他者による開封を防止する対策も必要です。封が剥がされると痕跡が残るテープやシールなども販売されます。機密文書を送付する際には、不正開封防止テープやシールなども活用しましょう。

発送時の注意点と方法

郵送する場合には、引き受けから配達完了までの追跡が可能な書留や指定した人のみが受け取れる本人限定郵便などを使用して送付しましょう。
また、配送業者によっては位置情報が確認できる専用端末を搭載した専用ケースで配送するサービスを提供しているケースがあります。ただし、信書に該当する文書は、郵便以外で送ることはできない点に注意しなければなりません。

まとめ:透けない封筒印刷なら封筒の達人にお任せください!

重要な文書であるにもかかわらず、外側から内容が確認できてしまうような封筒での送付は、企業としての信頼性にも関わってきます。しかしながら、二重封筒やセキュリティシートを使った発送となると、発送時の手間も大きくなるため、機密文書を送付する際には、中身の透けない封筒の活用をおすすめします。
封筒の達人は、リーズナブルな料金で質の高いオリジナル封筒を提供しています。機密文書の送付やプライバシー情報の保護に最適な透けない封筒印刷をお考えの際には、ぜひ封筒の達人にお問い合わせください。

【監修者コメント】

機密文書のやりとりは、文書の作成から封入や発送など気を使う場面が多く、繊細にならざるを得ません。
もちろん秘密保持の観点からも慎重に取り扱うべきですが、何よりやりとりに不備があれば信用問題にも発展しかねません。
企業でも個人でも信用を損なう行為は今後に影響を及ぼす可能性が高いですから、送付する封筒にも注意を払えば安心材料の1つになります。
そういった点でも透けない封筒を採用することは送付をより確かにしますし、安全性の高い仕様で発送するので受け取る側の信頼性を得ることにも繋がり、とても大事なポイントです。
さらにオリジナルの透けない封筒での送付であれば、企業や個人事業主の場合はより安心感や信頼性を高めやすいですので、デザインにもこだわりイメージアップのツールとしてぜひ利用すべきだと思います。
中身が透けないのはもちろん、封筒の色も種類が豊富ですので、通常のオリジナル封筒同様、基本的にはロゴデザインや企業・店舗イメージなどに合わせて封筒色やデザインを決定していく方法がベターです。
ただし信書として扱う事が多々ですので、信頼性の印象を考えると過剰に宣伝PRなどの情報は盛り込まないデザインの方が好ましいでしょう。

■監修者プロフィール
伊藤 友也さん
株式会社ウイングフォーム 代表取締役 伊藤友也

広告代理店勤務を経て、地元である埼玉県さいたま市地域の広告物に特化して取り組める環境をと思い、株式会社ウイングフォームを起業。主に企業や飲食店のチラシや封筒、ポスターなどのDTP印刷、ホームページ制作および広告代理業などを行い、地元地域のみならず各地域クライアントが「根差すPR」を目指して展開。会社やお店だけでなく個人の依頼も取り扱い、数量の少ない印刷物や小回りの利くちょっとした制作物を低価格で制作できるよう努めている。