薄手の封筒にたくさんの書類やカタログを入れようとすると、中身がはみ出したり、封筒にシワが入ったりしがちです。時には途中で封筒が破れてしまうことも。そんな時は側面や底にゆとりのあるマチ付き封筒がおススメです。マチ付き封筒なら、かさばる書類や厚みのあるカタログを無理なく封入でき、書類の保管にはもちろん、販促用のカタログ・パンフレットなどの持ち運びにも大変便利です。
マチとは?
マチという言葉は裁縫用語で、元々は衣服の布幅の不足した部分や、袋物などの厚みを補うために添える布のことを指していました。現在では衣服、かばん、ランドセル、財布などの容量を増やすために設けられた厚みや、封筒の側面や底に付け加えられた奥行きの部分もマチと呼ばれています。
マルタック加工とは?
封入口を糊などでふさぐと、開封する際にいちいち封入口を切ったり、破ったりしなくてはなりません。書類の保管や持ち運びに封筒を使いたい場合、開閉がスムーズでないと面倒に感じてしまいます。そんなシーンに大活躍するのがマルタック加工です。マルタック加工とは封筒の蓋部分と本体に紐の付いた丸い玉を取り付け、紐を玉の周りにぐるぐると巻き付けることで面倒な封筒の開閉を簡単に行えるようにしたものです。封入口がきちんと閉まるので封入物が予期せず飛び出すこともなく、煩わしい開封の手間なしに繰り返し利用できます。マルタック加工の付いたマチ付き封筒は、何度も資料やパンフレットを出し入れするようなシーンに最適です。その反面、開閉が簡単なので、機密扱いの資料や文書の封入には不向きな封筒だと言えるでしょう。
マルタック(玉紐)付き封筒の結び方
マルタック付き封筒の紐は、玉の周囲に時計回りで八の字(∞)を描くように紐を巻き付けるのが一般的ですが、紐を巻き付ける回数や、結び方に特に決まりはありません。取引先や顧客に直接封筒を手渡す場合は、スムーズに開封していただけるよう糊付けやテープでの固定はせず、紐を巻き付けた状態でお渡しします。ただ郵送をするような場合は、結んだ紐がほどけないようにしっかりと紐を巻き付けたうえで、紐の端をテープで留めるなどして簡単に封入物が取り出せないように工夫しましょう。またマルタック加工付きの封筒を顧客や取引先に送付したり、お渡ししたりする場合は、受け取った方が紐をほどくことになります。そのため封筒の裏側、紐の付いている方から見て書類の向きが表になるように入れましょう。
マチ付き封筒のメリット
・抜群の収納力
マチのない封筒は平面的で奥行きがありません。大量の書類や厚みのあるカタログ、パンフレットをマチのない封筒に入れると、見栄えが悪いだけでなく、中身が取り出しにくく、受け取った方に決して良い印象は与えないでしょう。一般的な長3や角2などの封筒は、少量の書類を入れる場合には良いのですが、ボリュームのある書類やカタログの保管や持ち運びには不向きです。マチ付き封筒なら、かさばる資料もスッキリ収納でき、通常の角2封筒には収まらないA4のクリアファイルや紙ファイルもきれいに収納できます。マチ付き封筒の一番のメリットは、やはり抜群の収納力です。
・再利用可能
マチ付き封筒のもう1つのメリットは、丈夫で破れにくいことです。さらにマルタック加工を施した封筒なら、封入口を何度でも開閉でき、再利用が可能です。マチ付き封筒の唯一のデメリットと言えば、繰り返し使えるように耐久性の高い素材を使用しているため、マチのない封筒と比べると若干単価が高くなってしまうことでしょうか。
マチ付き封筒の種類
マチ付き封筒には、カタログなどの冊子や厚手の書類の持ち運びに適したマルタック加工付き封筒の他に、3センチ以上の幅広いマチで書類やカタログの保存に適した封筒、厚手のカタログや書類の郵送、宅配などに適した粘着テープ付きの封筒などがあります。一般的なマチ付き封筒は底と側面の両方にマチが付いていますが、金融機関で現金袋などに利用されているガゼット貼り封筒は底面にマチがありません。マチ付き封筒と比べれば収納力は劣るものの、フラットな封筒よりは多くのものが入り、マチ付き封筒より送料が安く済むケースがあります。マチ付き封筒は、入れるもののサイズや用途、コストに応じて上手に選んで使い分けると良いでしょう。
マチ付き封筒の利用方法
・書類の保管…丈夫で破れにくいため、大切な資料の保管袋として利用できます。ファイルがそのまま入るため、書類をファイリングした状態で入れておくことも可能です。
・ 書類の持ち運び…出張時の資料・パンフレットの持ち運びや、社内で書類をまとめて受け渡しする際の利用に適しています。
・ 資料やカタログのお渡し…顧客や取引先に厚めのカタログや枚数の多い資料をお届けする場合に最適です。
・宅配、郵送…大量の書類やカタログ、かさばる商品の宅配や郵送に適しています。
<送付可能枚数と送料>
角2サイズのマチ付き封筒のうちマチ幅30mmまでは定形外規格内封筒になりますが、それ以上のマチ幅になると定形外規格外サイズとして発送することになります。封筒を選ぶ場合は、封入物の種類に適した封筒を賢く選びましょう。
封筒の種類 | A4送付可能枚数 | 封筒の重さ | 用紙の重さ | 郵送料金 |
長3封筒 (定形封筒) | 5枚程度まで | 約5g | ~約20g | 84円~94円 |
角2封筒 (定形外規格内封筒) | 20枚程度まで | 約15g | ~約80g | 120円~140円 |
角2マチ付き封筒 (定形外規格内封筒・定形外規格外封筒) | 20枚以上 | 約30g~ | 約80g~ | 規格内封筒 210円~ 規格外封筒 300円~ |
※ A4用紙の重量は1枚約4gで計算しています。
「封筒の達人」の強み
・多種多様なサイズとカラー
封筒の達人では、長形(長3、長3窓、長4、長40)、洋形(洋0、洋0窓)、角形(角0、角1、角2、角3、角6)など、多種多様なサイズとカラーの封筒をご用意しています。利用シーンに応じてお好みの素材(クラフト紙、ケント紙、パステル紙)やカラーと組み合わせ、イメージ通りの封筒を作成してください。
・機能的なデザイン
透けない封筒、窓付き封筒、抗菌封筒、マチ付き封筒、紙ネット封筒など、便利な機能の付いた封筒をお選びいただけます。
・老舗印刷会社の紙技
創業70年のノウハウを駆使し、お客様にご満足いただける高品質な印刷物をリーズナブルな価格でご提供いたします。業務用印刷機ならではのスピーディーで美しい仕上がりをぜひ体験してください。
・テンプレートから簡単見積もり!
形・サイズ・カラー・印刷枚数をフォームに入力するだけで、あっという間に見積もりが完成します。まずはお試しください。
・再注文も簡単
一度ご注文いただいた印刷データは長期保管し、次回以降は枚数の指定で簡単に再注文可能。15時までのご注文なら最短翌日のお届けが可能です。
まとめ
今回は、書類の保管や受け渡しに便利なマチ付き封筒について詳しくお伝えしてきました。「封筒の達人」は創業70年の印刷会社が運営する封筒印刷の専門サイトです。老舗ならではの紙技で美しい印刷物を早く安くご提供いたします。封筒のスピード印刷なら、「封筒の達人」にどうぞお任せください。